女子小学生向けの人気雑誌『ニコプチ』の付録漫画が物議を醸し炎上しています。
内容は、小学生向けなのに一部表現が適切ではない!とのこと。
問題の作者はちゃおで長年連載している八神千歳先生で、以前から作風は変わっていないそう。
なぜ今回の付録漫画が炎上したのか?それは、雑誌の対象年齢に合わない事と『no means no』に該当するからと考えられます。
↓名探偵コナンも作風に合わない回!と話題になっていましたね。

ニコプチ付録漫画|炎上理由3つ

こちらのニコプチ最新号の付録漫画が問題となり、炎上する騒ぎに!

どうして!?
問題の付録漫画がこちら↓





ちゃおとニコプチのコラボ付録みたいだね。
事の発端となったのは、あるtwitterユーザーが届いた最新号を検品したら小学生の娘に不適切だった!というツイートです。
かーちゃん🇸🇬📛🌶🍺(@kaacha___n)さんのツイートが話題になっています。
「おい!!長女の雑誌届いたから検品してたらこれだぁぁ!!!」
とアップされた画像は小学生向けファッション誌『ニコ☆プチ』の付録漫画。
そこには「ボクが姫をエッチにさせてあげようか?」と押し倒し、主人公が「やめて」と言っているにもかかわらず「やーだ」と拒否するシーンが…。
「ギリギリとかでなく普通にアウト」「不同意性交罪です。。。」などのリプライも。※なお、主人公はこのあと別のキャラによって助けられる展開です。
引用:Girls Channel https://girlschannel.net/topics/4666329/



不同意性交罪!!?どういうこと!?
子供向け雑誌でそんなシーンがあるの!?
問題のシーンがこちら。
今回の付録漫画では、セリフの一部で「エッチにもなるだろーが」「少しくらいエッチのほうがいいのに…」「エッチにさせてあげようか?」といった表現が複数回登場。また、男性が主人公の女性を押し倒すシーンもあった。
引用:Yahoo!ニュース



これが小学生向け・・・???
このシーンについて批判が殺到し、sns上では炎上する騒ぎに!
炎上の理由がこちら。
①対象年齢層に合わない
②「no means no」の観点
③編集部への批判
①対象年齢層に合わない
ニコプチの公式サイトには対象年齢の記載が見当たりませんでしたが、どうやら6歳以上の小学生向けと一般的にはとらえられているようです。




名前が上がっている「二コラ」は、ニコプチと同じ新潮社から出版されている雑誌です。


こちらには『中学生』との記載があるため、おそらく出版社側の区別としては
と言ったすみ分けと考えられます。



つまり、ニコプチは小学1年生も読む雑誌ってことね!
対して、今回付録で付いているち「ちゃお」は、三大小中学生向け少女漫画雑誌の一つ。
【三大少女漫画雑誌】
・なかよし
・りぼん
・ちゃお
創刊当初より小中学生向けの連載を掲載していたが、他2誌に比べて大人っぽい誌面だったため、一時期は女子高生をターゲットにしていた頃もあるそう。
その後ターゲット層を当初の年齢層に戻し、現在は小学3,4年生が対象読者だそう。
現在では小学生のうち中学年前後の女子児童が主な対象読者となっている。
引用:Wikipedia



今回のような描写は、高校生をターゲットにしていた時の名残なのだろうか…?
2誌ともにターゲットの読者層は同じですが、どうやら今回の付録漫画の内容だけそぐわないものだったようです。



小学1年生も見る雑誌で、性的な描写があるのは好ましくないよね。


以前にもニコプチでは、漫画の付録があったそうですが、その時は問題なかったと。





水沢めぐみ先生は、「姫ちゃんのリボン」の作者だね。
年齢層に合わない内容の漫画が付録で付いていたことが、今回の炎上理由の一つのようです。
②「no means no」の観点
sns上では、この観点での議論が一番多いように感じます。
問題のシーンでは、女の子が「やめて」と言っているのにやめない男の子が描かれています。


『no means no』とは、性的合意のこと。
世界的にも「No Means No」、すなわち暴行や脅迫の有無ではなく、性行為において拒否の意思が示された場合は犯罪とする法改正が進んでいます。
引用:VOGUE JAPAN


まだ判断が難しい年齢の時に、勘違いさせるようなコンテンツを見て「no means no」を知らずに受け入れてしまうようになることが一番の懸念!との意見。



「嫌よ嫌よも好きのうち」っていう慣用句は昔からあるけれど、本当は「嫌よ嫌よは嫌なんだ」よね〜。





さすがディズニー!!海外の方がこういった認識は広まっているのかも。
③編集部への批判
問題の漫画の作者への批判もあるそうですが、それ以上に付録として付けることにOKを出した編集部に問題がある!との見方が多いです。





確かに、編集部からニコプチの付録漫画として付けることの依頼はしてるからね。
しかし、このことについては、編集部事情を知る方からニコプチサイドは知らない可能性が高い!との意見も。





対象年齢層が同じ漫画だったし、三大漫画誌の1つだからね〜。
大丈夫だろう!との信頼があったのかも?
付録漫画の作者は八神千歳|元々こういう作風だった


今回問題となっている付録漫画の作者は、ちゃおで長年連載を持っている人気漫画家の八神千歳先生。
代表作がこちら。
・オレ様キングダム
・キス・キス
・ラブぱに
基本的には、逆ハーレム作品が多い作家さんの様です。
『ちゃお』本誌の連載では、主人公の女子キャラ1人に男子キャラ多数の逆ハーレム物を好んで描く傾向が強い。
引用:Wikipedia 八神千歳
ちゃおを読んできた世代の方たちには、八神千歳先生の作品は昔からこんな感じだったとの意見が多いです。





昔から作風は変わっていないってことは、やっぱり作家の問題でなく、対象年齢が合わない雑誌の付録として付けたことが問題なんだろうな。
問題の漫画は「溺愛ロワイヤル」


今回問題となっている漫画は、八神千歳先生が現在ちゃおDXで連載中の『溺愛ロワイヤル』です。


現在7巻まで発売されている人気作です。
内容は『魔王の娘の主人公が婚約者候補の3人のイケメン魔族男子に求愛される』というもの。



まさに八神千歳先生が得意とする逆ハーレム展開!!
実は、問題のシーンの次のページでは、他の婚約者候補の男の子が助けに入っており性的な展開は無いです。





確かに!今回の問題シーンは、一部分だけ切り取られてるんだね。


長年連載を持っている作家さんなら、線引きはきちんとされているでしょうね。
炎上を受け、ニコプチ編集部が謝罪


今回の付録漫画の炎上を受け、ニコプチ編集部は公式サイトで謝罪を表明しています。
いつも『ニコ☆プチ』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。
引用:ニコプチ 公式サイト
この度「ニコ☆プチ8月号 別冊ふろく ちゃお×ニコ☆プチ スペシャルコラボコミック」の内容に対し、「読者の年齢層にそぐわない内容が掲載されているのではないか」等のご指摘をいただきました。
今回のふろく制作にあたり、編集部は昨年夏に発行された人気の高い少女まんがを選定いたしました。読者の方にコミックの楽しさを知っていただきたかったからです。
しかし、内容の一部にご不快な思いをされた読者、保護者の方がいらっしゃったことを重く受け止めております。
また、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。申し訳ございません。
今後、編集部はより一層注意深く、読者と向き合うように努力を重ねてまいります。
ニコ☆プチ編集部
まとめ
今回のニコプチ炎上をまとめるとこうなります。
- 付録漫画が対象年齢にそぐわない内容だった
- 「no means no」の観点から子供の認識の為に良くない
- 編集部の思惑と保護者の観点がずれていた
ニコプチ本誌自体は、いつも通り小学1年生から楽しめるないようだったようです。
今後は付録も対象年齢に合っているのか、より精査して欲しいですね。
↓10代の人気ユーチューバーも炎上騒動がありましたね。

