大塚食品のボンカレーのパッケージの類似画像を使って、共産党議員を応援するSNS投稿が大きな問題になっています。
共産党は過去にも、アンパンマンやピカチュウも無断で使用し、著作権侵害だと問題になっていました。
問題となっているボンカレー類似画像とはどんなものでしょうか。また、なぜ再三パクリ炎上が起きるのかまとめてみました。
共産党がボンカレー類似画像で炎上
問題となっている、大塚食品のボンカレーの類似画像がこちら↓




これは、、、かなり似てますね…。
これに対して大塚食品は、一切関与していないと表明。
大塚食品は「一部ソーシャルメディアにおける当社製品と類似したパッケージデザインの使用について」と題するお知らせを更新。
「一部ソーシャルメディアにおいて、当社の製品パッケージと類似したデザインを使用し、特定政党の候補者を応援する投稿が複数見受けられます。当社は特定政党および、特定政党の選挙活動に一切関与をしておりません」と宣言した。
引用:Yahoo!ニュース
では、一体ボンカレー類似画像は誰が作ったのでしょうか?
共産党支持者がボンカレー類似画像を作成
問題のボンカレー類似画像は、共産党の議員ではなく、共産党支持者が作成したそうです。


現在は、twitterで謝罪文も載せられています。


確かに作成された方が謝罪文でも書かれているように、著作権への認識の甘さが今回のボンカレー類似画像問題へと繋がったとのこと。
しかし、問題は共産党職員が次々とボンカレー類似画像を利用し次々とsnsで投稿していたことです!
2023年3月中旬以降、同じフォーマットを使い、SNSでPR活動する共産党議員や立候補予定者が相次いでいる。
「元祖ボンカレー」のパッケージを思わせるレトロなデザインで、カレーの写真とともに「オツカレー」と書かれている。 議員の顔写真、キャッチフレーズ、選挙区、党名も並び、「党を作って100年 信頼度No.1ロングセラー」と商品の宣伝文句のような文章で党をアピールしている。
フォーマットを作成したのは党のサポーターとみられ、3月23日にツイッターで配布すると、一気に広がった。支持者が好意で作って議員が拡散するケースや、自ら作ったと公言する議員もいた。
Yahoo!ニュース
これに対してネットでは、



作った支持者は本気で「いいことをした。センスがいい。」と思っているのだろう。
普通なら「権利関係はどうかな?」と気になりそうなものだけど、ど素人としての限界か。
でも、地方議員は規範定立のプロであり、「これはやっちゃダメ」の嗅覚もないとしたらお粗末に過ぎる。任せられないな。



本人達(雛形を作った人、それを加工して作ってしまった人)は、なぜこんなことをしてしまったのでしょうか。
可能性をいろいろと考えてみると、
・著作権という概念を知らない
・みんな勝手に使って問題ないと思っている
・「崇高な我々なら許されるはずだ」と思っている
・「大塚食品なら共産党の理念に賛同してくれるはずだ」と思っている
・自分の活動なんか目立たないからバレないだろうと思っている
…どれもダメでしょう。
類似画像を作成したことよりも、議員の行動に批判が集まっているようです。
実際に著作権には該当するの?
ヤフコメにコメントされている弁護士の意見は、パロディ意図が強いため、著作権侵害と言えるのか微妙そうな反応。
まず法律面ですが、著作権的には、うーん、、レイアウト・ロゴは確かに似ていますが、文字列や画像の違いもあり、裁判例に照らして著作権侵害の判断がでるかは疑問もあります。不正競争防止法も、ここまでパロディ意図が明確なら、さて違反といえるか。
もっとも、私個人は特段共産党アレルギーもないので見ても特段不快とも子どもっぽいとも思いませんが、パロディであっても特定政党との関連付けが強まっては困ると考え、大塚食品が「関連がない」と声明を出すのは完全に理解できます。
それを受けて市議などが削除して終わり、くらいでこの件は良いのでは、と思います。
引用:Yahoo!ニュース 福井健策弁護士/ニューヨーク州弁護士(骨董通り法律事務所 代表)
こちらの意見を見る限り、大塚食品の関連がないとの表明は、何も関与していないのにボンカレーパッケージを使われて遺憾だ!というよりも、特定政党と関りが強いように思われたくない為に出したように感じますね。
共産党は過去にもパクリ炎上していた
実は、今回のボンカレー問題だけでなく、共産とは過去にもパクリ疑惑で炎上騒動が起きています。
その内容はこちら。
・街頭演説にピカチュウ無断使用
・街頭演説にアンパンマン無断使用
街頭演説にピカチュウ無断使用
ピカチュウ騒動は、2022年6月の参院選での選挙活動でのこと。
候補者の一人が、選挙活動についてツイートした投稿の写真にピカチュウが映り込んでいることが問題になりました。(※現在は投稿は削除されています。)


これに対して、任天堂のポケモン広報室は関与していないことを説明。
候補者が選挙活動のために用意したとの見方が広まり、SNSでは疑問視する声が寄せられている。
ポケモン広報室は24日、取材に「弊社として許可をしたものではございません」と回答。対応については「本件に限らず、適宜、検討しておりますので、詳細に関する回答は差し控えさせて頂きます」とした。
引用:JCASTニュース
このピカチュウ騒動について、日本共産党は着ぐるみを着ている人を無下に出来なかったと釈明。
そして、今後の教訓にし反省していると。
候補者が立候補している県の共産党県委員会は27日、「宣伝に参加された方の中に着ぐるみを着た方がいました」と取材に話し、「現地でも無下にはできないといいますか、対応については色々とご批判もあるのですが、その時は宣伝に参加されていたという事実は承知しています」と続けた。
この日以降、着ぐるみの出番はなく、「そういうことには慎重にならないといけないなということで、今回の反省といいますか教訓として今後対応していきたい」とした。
着ぐるみは非正規品ではないかとの憶測もあるが、「ちゃんとした正規品で、来ていた方いわく市販品」と答えた。
しかし、その後もパクリ騒動は続きます…。
街頭演説にアンパンマン無断使用
2023年3月に三重県津市の共産党の女性議員が街頭演説している所へ、アンパンマンの着ぐるみが応援に登場。
このことを、自身のsnsで動画を投稿。アンパンマン騒動が巻き起こりました。


ちなみに、アンパンの中の人は、共産党の支援者の方だそうです。
投稿した中野裕子市議にかわり、主催の三重県委員会が説明したところによると、着ぐるみに入っていたのは「支援者」だったという。
「支援者のお一人が演説会を楽しく盛り上げたいと手作りの着ぐるみを着て参加され踊られました。中野市議もともに踊り、その動画をTwitterに投稿しました」
また、これまでにアンパンマンの着ぐるみを政治利用したことはないとしている。
「当該案件は誤った行為であると判断し、投稿を削除するとともに、著作権者に対して、事実の報告とお詫びを申し上げました」
引用:livedoor NEWS
これに対して、アンパンマンの権利者側も一切関与がないことを表明。
アンパンマンの権利者のひとつである日本テレビ音楽株式会社はこれまで、取材に「アンパンマンの着ぐるみはいずれの場合も個別の政党や政治活動への使用許諾はしておりません」と答えていた。
引用:livedoor NEWS



そりゃ、そうですよね。。。
しかし、過去のピカチュウ騒動で反省し今後の対応を改めると言っていたのに、今回のほぼ同時期にアンパンマン騒動、ボンカレー類似画像騒動が浮上するとは…。
なんだか、今後もパクリ騒動が起きないとは言い切れない気がしますね。
まとめ
共産党議員の最近のパクリ騒動についてまとめてみましたが、なかなかの内容でした。
しかし、一番の問題は繰り返されていることではないのでしょうか。
今後の対応に注目が集まりそうですね。